プログラマーの実像:年齢不安がやや緩和、月給8k-17kが最多、6割が管理職への昇進を希望
研究開発職はますます個人の技術スキル、問題解決能力、革新的思考を重視するようになっており、この点は報告書に反映されています。
調査報告によると、開発者が気にしている「若者の仕事」「年齢」の問題は、全体的に改善されています。今年も30歳未満の従事者が主力で、72%を占めています。30歳以上の従事者は昨年とほぼ同じですが、数年前と比べると、特に40歳以上の開発者の割合が大幅に上昇しています。
全体的に見ると、ソフトウェア業界は国内の開発者のほぼ半数を占め、バックエンド開発に従事する割合が最も高くなっています。
しかし、2023年と比較すると、一線都市の開発者は前年より減少しており、昨年は30歳未満の従事者が一線都市で41%だったのに対し、今年は31%にとどまっています。
開発者のキャリア計画では、44%の回答者が退職まで技術職を続けると答えています。この傾向から、将来的に30歳以上の開発者の割合も増加すると予想されます。
年齢を重ね、スキルレベルが向上し、視野が広がるにつれて、58%の開発者が管理者になりたいと願っています。もちろん、この職位はより高い給与とより良いキャリア発展の機会を提供します。43%の回答者は、そのために努力する意欲があり、今後3-5年で管理者になる計画があると述べています。
約6割の開発者が過去1年間で転職せず、月給8k-17kの層が最多
過去1年間、グローバルなテクノロジー業界は「レイオフの波」を迎え、Alphabet、Amazon、Meta、Microsoft、eBayなど多くの大手テクノロジー企業が大規模な人員削減を発表しました。Layoffs.fyiのデータによると、2024年初頭から2月にかけて、テクノロジー業界で約3.2万人が失業しました。これにより多くの人が警戒心を抱き、仕事と退職・転職の間で、比較的安定を求める選択をしました。
データによると、58%の開発者が過去1年間で転職していません。1回以上転職した人の割合は38%でした。
転職の理由については、60%の回答者が主に給与待遇に不満があったと述べています。次いで、個人の成長が制限されていることや、企業内の人間関係の複雑さも開発者の転職に重要な影響を与える要因となっており、それぞれ51%と21%を占めています。
給与待遇への不満に関しては、41%の開発者が過去1年間で給与に変化がなかったと明かし、10%の開発者はマイナス成長を経験しました。49%の開発者は過去1年間で給与が上昇したと回答しましたが、2023年のこのデータは51%、2022年は62%でした。
データによると、大多数の開発者の給与水準は8001-17000元の間に集中しており、36%を占めています。給与水準が5000元以下と5001-8000元の間の開発者の割合はそれぞれ15%と15%で、この区間の全体的な割合は昨年とほぼ同じです。
注目すべきは、月収17000元以上の開発者の割合が昨年の27.7%から34%に上昇したことです。その背景には、AIなどの職位スキル要求が高い業界が開発者の収入向上を一定程度推進したことがあると分析されています。
さらに、給与に影響を与えるのは全体的な経済環境や所属業界だけでなく、開発者の所在都市、学歴、勤務年数なども給与の変動をもたらします。
一線都市では高給者がより多い
調査によると、北京と広東は開発者が最も集中している地域で、全国総数の27%を占めています。江蘇と上海地区の開発者の割合は第二グループに位置し、全国総数の14%を占めています。昨年と比べ、これらの地域の開発者分布はやや減少しています。
月給1.7万元以上の開発者のうち、北京で働く人の割合は20%で、昨年より減少しているものの、依然として他の地域を大きく上回っています。
広東、河北、江蘇地区の月給1.7万元以上の開発者の割合はそれぞれ10%、9%、9%です。
修士・博士の約6割が1.7万元以上の給与
教育レベルも給与水準に影響を与える重要な要因の一つです。データを見ると、学歴が高い開発者の中で、高収入層の割合が比較的高くなっています。修士課程と博士課程の学歴を持つ開発者の中で、給与が1.7万元以上に達する割合は5割を大きく超えています。